大阪の桐たんす職人、喜んでハマる

2015-06

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続いて平ら!(研ぎについて) - 2015.06.28 Sun

今しばらく、平らに関わる話しをさせてください。
研ぎの平ら。

専門的な話しばかり…申し訳ありません…が。
いや、とにかく刃物研ぎは木工の基本であり、永遠のテーマ、奥深く、まあ…簡単じゃない。
夕焼け空

研ぎの難しさの1つは、
研ぐ過程で砥石も削れてしまうところにあります。


平らな砥石で研ぎ始めても、すぐに平面は崩れる。
だいたいはまず中間部が凹みます。

なので、
出来る限り、砥面の平らを維持しながら研ぎ進めることが肝要、と。


特にその砥石から次の番手の細かい砥石へ移る時点、
つまり、研ぎの終盤に向けては、より平らな面で研ぐことが求められます。
フィニッシュは平らな所で迎えたい。

というものの、研ぐほどに砥面の平らは崩れて行くもので、
刃物研ぎには初めから矛盾するテーマが与えられている 
というわけです。


     ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


このことを踏まえつつ、自分が考える基本の動きの幾つかを記しておきます。

手前の端から向こうの端まで一気に研ぐ。

これは、第一の基本とも言えますが、
ひとストロークで安定させながら研ぎ進むには慣れを必要とします。
特に初歩段階では難しい。

また、
端から端までを同じ力で研ぐことは実際には(論理的には)無理
なので、この動きを基本の第一とするものの

こんな動かし方も基本の手立ての1つと考えてます。
砥石 使い方

砥石の向こう側ばっかりを使う。
(矢印のように前後動させて研ぐことを表しています。)

そのストロークの長さも変えたりしつつ、研ぐ。
砥石 使い方

当然左右に移動させながら、研ぎます。

こうすることで、
砥石上部を、平らに維持しながら研ぎ進め、
かつ、終盤には砥石をひっくり返して反対側の未使用の平ら部分を使う、という作戦です。

左右の端、向こう側の端もやや越えて、しっかり使うこともポイントになります


また、自然に研いでいると減りにくい端ばっかりを使って研ぐ。
砥石 使い方

この動きも、間に織り混ぜながら研ぎます。



また、研ぎの動きとは別に、
最初の面直しの時点で、砥石の中間部をやや高くしておく
ということも1つの手法になります。

砥石が減りやすい部分をあらかじめ高くしておこうという算段です。


         ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞



などなどなど、これらの手法は一般的なもので、オリジナルではありませんが、
おざなりにされがちであったり、特に初めのうちは見落とされがちでだったりします。

新人さん向け、ということもあり確認の意味もあり、こまこまと書いています。

さて、すっかり長くなってますが、じつはもう少し研ぎについて続けたいのです。
が、今日はこのへんで
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Author:大阪の桐たんす職人
東京生まれ。でも関西弁が好きで、関西に来てしまいました。
桐たんす屋ばっかり3社目で、現在は岸和田の「初音の家具」にいます
伝統工芸士:岩本学です

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