さらに続いて 研ぐ!(平ら) - 2015.09.06 Sun
せっかく砥石の平らがキープされていても、
手の動かし方がまっすぐでなければ、しのぎ面の平らは実現できません。
刃物を保持して砥石の上で平行に動かす。
そのために意識していることの幾つかを書きます。

1.押す時にだけ研ぐということ
砥石には方向性はありません。
ノコギリのように引く時に切れるという方向性は無くて、
押す時も引く時も研ぐことは可能です。
でも自分は、引く時は戻すことだけに専念して、
押す時にだけ刃物を削るようにしてます。
一般的な研ぎのシャカシャカやってるイメージのそれじゃなくて、
ギューー・スッ、ギューー・スッ、ギューー (押す) スッ (引く)
こういうイメージのビートです。強弱があります。
何故か?
押す時のほうが安定していると考えているからです。
引く時はブレが生じやすい。
ブレることで、しのぎ面の平面、特に刃先を良くない形で削る危険性が高いからです。

ノコギリなどは引く時の方が安定しているのですが、
鉋の刃は頭でっかちのものが斜めになっているので、
どうしても、引く時には不安定になります。
また、
2.その引くときは、
押すべき方向の真反対に引くように意識しています。
これも大事なポイント
コツと言っていいかも知れません。
2次元でなく3次元的にまっすぐ引いてまっすぐ突く。
言葉では伝えにくいですよねえ。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
もう1つ大事なことは、
3.ゆっくり研ぐ。ということです。
ちゃんと刃物をちゃんと砥石面につけて、ゆっくり移動させる。
つまり、刃物を浮かさないということです。
特に刃先は浮きやすい。
砥石の凹凸はとても小さく

この砥石にも書かれてますが、
砥石の粒はわずか数ミクロン。
そこに刃物を引っ掛けなけりゃいけないわけです。
さらにポイントは
4.少ない水で研ぐ。
砥石の上にかける水をあまり多くし過ぎない、という言い方になりますか。
これも、上滑りしにくくするためです。
5.砥石の高い位置で研ぐ。
平らな所で研ぐ、というこれまでの話の繰り返しとも言えますが、
砥石はなかなか完全な平らにはしにくいもの。
なので、わずかな凸凹がある場合へこんでいる所は避けて、
高い所高い所を選んで使うようにします。
定木をあてて、より確実に低い所を避けることが肝要と思ってます。

ネットを見ると、ノミを引いて研いだり、
鉋の角度をキープするのに治具を使う手法、
2分、3分という短時間で研ぐ、など色んなやり方に出会います。
いくつか工場を見てきましたが、
砥石面の平らをほとんど修正せずに仕事をする人。
全く違うやり方で日々の仕事をこなす人。
様々なスタイルがありますし、とらえかた、考え方も様々です。
なので、こんなん書く必要ないか?とも思ったりしますし、
そもそも、口で説明しても伝えるのは難しいしことです。
ふた月も間あけていましたしねえ・・・
・・・まあ、それでも書いてます。
書いたりなんかしています。

手の動かし方がまっすぐでなければ、しのぎ面の平らは実現できません。
刃物を保持して砥石の上で平行に動かす。
そのために意識していることの幾つかを書きます。

1.押す時にだけ研ぐということ
砥石には方向性はありません。
ノコギリのように引く時に切れるという方向性は無くて、
押す時も引く時も研ぐことは可能です。
でも自分は、引く時は戻すことだけに専念して、
押す時にだけ刃物を削るようにしてます。
一般的な研ぎのシャカシャカやってるイメージのそれじゃなくて、
ギューー・スッ、ギューー・スッ、ギューー (押す) スッ (引く)
こういうイメージのビートです。強弱があります。
何故か?
押す時のほうが安定していると考えているからです。
引く時はブレが生じやすい。
ブレることで、しのぎ面の平面、特に刃先を良くない形で削る危険性が高いからです。

ノコギリなどは引く時の方が安定しているのですが、
鉋の刃は頭でっかちのものが斜めになっているので、
どうしても、引く時には不安定になります。
また、
2.その引くときは、
押すべき方向の真反対に引くように意識しています。
これも大事なポイント
コツと言っていいかも知れません。
2次元でなく3次元的にまっすぐ引いてまっすぐ突く。
言葉では伝えにくいですよねえ。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
もう1つ大事なことは、
3.ゆっくり研ぐ。ということです。
ちゃんと刃物をちゃんと砥石面につけて、ゆっくり移動させる。
つまり、刃物を浮かさないということです。
特に刃先は浮きやすい。
砥石の凹凸はとても小さく

この砥石にも書かれてますが、
砥石の粒はわずか数ミクロン。
そこに刃物を引っ掛けなけりゃいけないわけです。
さらにポイントは
4.少ない水で研ぐ。
砥石の上にかける水をあまり多くし過ぎない、という言い方になりますか。
これも、上滑りしにくくするためです。
5.砥石の高い位置で研ぐ。
平らな所で研ぐ、というこれまでの話の繰り返しとも言えますが、
砥石はなかなか完全な平らにはしにくいもの。
なので、わずかな凸凹がある場合へこんでいる所は避けて、
高い所高い所を選んで使うようにします。
定木をあてて、より確実に低い所を避けることが肝要と思ってます。

ネットを見ると、ノミを引いて研いだり、
鉋の角度をキープするのに治具を使う手法、
2分、3分という短時間で研ぐ、など色んなやり方に出会います。
いくつか工場を見てきましたが、
砥石面の平らをほとんど修正せずに仕事をする人。
全く違うやり方で日々の仕事をこなす人。
様々なスタイルがありますし、とらえかた、考え方も様々です。
なので、こんなん書く必要ないか?とも思ったりしますし、
そもそも、口で説明しても伝えるのは難しいしことです。
ふた月も間あけていましたしねえ・・・
・・・まあ、それでも書いてます。
書いたりなんかしています。


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