大阪の桐たんす職人、喜んでハマる

2017-08

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桐タンスって燃えにくいの? - 2012.03.30 Fri

  昔から、
 桐たんすについては
『身を焼いて中身を救う』と言われています。

   つまり、火事が起きた時、
   桐たんすそのものは燃えてしまったとしても、
   中に入っていたお気に入りの着物は無事だった、
   という話なのです。


江戸時代には、火事が多かったということですからねぇ。




そうは言っても、桐も「木」なんだから燃えるでしょー。
と、思われますか?

   



簡単な実験をしてみました。(安全には十分注意をして、取り行いました。)
桐の木 桐の木
簡単な箱を作り、           中に、アイスクリームを投入。
フタはきゅっと閉まるように合わせてあります。



7分(ぶ)〈約21mm〉の厚みの板で
ボンド付けをして、
木釘で留めています。



こんな感じで火にくべて、20分ほど
桐の木 桐の木

一度様子を見ました。

     桐の木

でも、まだ行けそうなので・・


さらに、20分ほど・・

取り出したのが

     桐の木

フタも浮いて来出していましたし、
すき間もあいて来ています。

   はて? どうやろ~







   中はどんなでしょうか?









開けてみると、

     桐の木

そうですねー
焼けて、黒くなっていますが、中は白いままです。




触っても、熱くありません。

     桐の木

分かりますか?

伝わりますでしょうか?



   科学的に言えば、
   桐の木は熱の伝わり方が遅いということなんです。

   つまり、燃え切ってしまうまでに時間がかかるんですねー。

   穴がたくさん空いていて(多孔質)
   その中に多く空気を含んでいるために
   熱を伝えにくいのです。


ですので、
桐たんす・桐の箱
着物はもちろんのこと、
巻物、古文書などの文化財や
陶器、茶器など重要なものの保存に適するわけです。


ちなみに、アイスは・・・中心部は、まだ冷たいまま・・
まあ、アイスを入れてみる必要があったのか、判然とはしませんが・・
     桐の木


耐火金庫の内部にも桐の板が貼ってあります。

大切なもの保存には『桐』なのですねー。

桐たんすの特長の一つです。



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● COMMENT ●

こんにちは。

いや、もう、ただタダ、感動しました。

木は燃え尽きて炭になる・・というイメージしかなかったので、
『身を焼いて中身を救う』なんてウソでしょ?
仮に救うとしたら、どんなふうに?(^^;
と、半信半疑ながら興味津々に拝見しました。

凄いですね。
中に火が回っていないどころか、アイスも完全に溶けずに・・・
「おー、スゴイ!!」
の次に浮かんだ言葉は「健気」でした。
本当に炭になっても守ってくれるのですね。(^^)惚れ惚れする頼もしさです。

アイス

いやあ、桐材が断熱性に優れているとは勉強になりました。これ、動画で録ってYou Tubeで公開したらもっとおもろくなりますね。
ところでその後、アイス食べました?

Re: バニラブルー さん、こんにちはー

こんなふうにコメントいただけたら、ありがたいです!

現代では、そういう事例も少ないでしょうけど、
江戸時代では、みな着物で、火事も多い、
そういうことはあっただろうなー、と推察は出来ますよねえ。

『健気』って、ピッタリな形容ですね!
このキーワード、桐たんすの販売トークに使わせていただきます!^o^)/


『カーネーション』終わってしまいましたね。

Re: かめさん、こんにちはー

アイスですよね。
「ちゃんと食べました。」で、終わらないといけない所なんですが・・
とても寒ーい日だったので・・
ちょっとだけにしました・・はい。

けっこう地味ですからね~、動画でおもろいように、というのはなかなか難しそうですが、
機会があったら、中に入れるものも考え直してチャレンジしてみます!

でもやはり、伝統というのはこういう所にあるのですよねえ。
面白いものです。

そして、『カーネーション』
終わりましたねえ。

びっくりです

お久しぶりです 今回の実験は 目がテンです 意外ともろそうなイメージの桐ですが
凄い能力の持ち主なんですね 江戸時代はごく普通に桐たんすがあったんですね
今では、ほんと高値の花ですよね でも長い目で見れば得だということですね
今回は、ほんといい事を教えてもらいました ありがとうございます

こんにちは!

はじめまして!ちょくちょくお邪魔してます。

なんとなくは知っていましたが、
改めて、桐って凄いですね!!
たまげた!!!感動した!!!日本人で良かった~!!!

・・・失礼しました・・・。

これからも宜しくお願いします!!

dynamo27

こんにちわ

凄い実験ですね~初めて知りました
外は真っ黒焦げなのに中は真っ白ですね~
いや~驚きましたね~
今桐箱がかなり欲しくなりましたね~
良い物を見せて頂きありがとうございます。
職人さん良い仕事してますね~(笑)

いや~、実際に実験してみたんですか。
いい結果が出て良かったです。
桐箪笥は湿気を吸わないということは聞いてましたから、
おそらく燃えても、湿気を吸わないのと同じように、
中まで影響ないだろうな、とは思ってましたが、
期せずして立証できましたね。
後は他の木材を利用した場合にどういう結果になるのか、
興味があるところですね。

だから高級品は桐箱に入ってるんですね!
わぁ~~~すご~い!
勉強になりました!!!
頂いた素麺の桐箱、捨てちゃあ駄目ですね。
大いに利用しようっと♪

Re: yoreyoremanさん、こんにちはー

ごぶさたしてます。
この所は、とっつきにくいテーマが続いてましたからね。
今回のは、yoreyoremanさん好みではなかろうか、と思っていたので、
「目がテン」は嬉しいです。

まあ、江戸時代でも庶民レベルでは、どの位の普及率だったのか?は
また研究してみないといけませんが・・
桐の柔らかさが、この場合には強さになるんですねー。

Re: はじめまして!dynamo27さん

コメント入れていただいて、ありがとうございます!
「たまげた!」と言っていただいて、嬉しいです。
桐はスゴイんです!

でも、この実験から、「日本人で良かった~」という結論。
つながらないようでいて、そういう感覚ってありますよねー。
ありがとうございます^^

dynamo27さんのチョイスする楽曲からして、大雑把に言って同世代にはいるのかなあ、などと思って見ています。
今後ともよろしくお願いします。

Re:Coucouのいくこさん ^o^!

ここで、それを使ってきましたかー。(笑)

たしかに、ある意味で「凄い」実験だと自負してます。
「おいおい!仕事もせんと、な~にやってんよー」って言われかねないですからねえ。
まあでも、喜んでいただけたのなら、やった甲斐があったかも知れません。

あ、「今、桐箱が欲しくなった」のですね、「かなり」(笑)

ありがとうございまーす。

Re: matsuyamaさん、こんにちはー

はい、やってしまいました。(笑)
こういう所が自分のおかしさなんだろうと思ってます。

確かに、本来であれば、他の木材でもやってみて、
初めて「桐は熱に強い」と言えるものですよね。
でも、今回はそこまでのゆとりもなかったので、とにかくやってしまいました。
「イメージでとらえて下さい」っていう感じでしょうか。

matsuyamaさんに出していただいた宿題と考え、
機会があったら、挑戦してみたいと思います。
そこで、違いがはっきりすれば、それはさらに桐の良さをアピール出来るのですからねえ。

ありがとうございます。

Re: こんにちはー 、*yoshimin*さん

もうひとつ、防湿性という『桐』の大きな特長があり、
ゆえに、収納・保存にすぐれていると言えますねー^o^

木の厚みや、ふたの密閉具合も重要ですし、
桐の産地なんかによっても違いはありますが・・
やっぱり、ちゃんと意味があってそういうものが伝えられているのですよねー。


ありがとうございまーす。

こんにちは

桐の素晴らしさを見せて頂きました、凄いですやん、

中まで火も廻らなくてね、耐火性バッチリですから、

実際携わってはる大阪の桐たんす職人さんが、

誰よりもビックリでしょうね、

素晴らしい実験に感動しています、

そういえば昔々はるか昔に桐加工の端材を

ボイラーに突っ込んだとき燃えにくくて、

桐は燃えんわと良く思いましたね。

Re: wakasaママさん、こんばんはー

そうですよねー。
実際に燃やしていると燃えにくいなーと感じますよねえ。
おがくずになっていても、すぐにくすぶってしまいますからね。

今回は少しでもその感じを伝えられたらと思い、やってみました。
ほほうと思ったのは、すき間があってもすぐに火が入って来るものでもないという点ですねえ。
(当然、火の勢いにもよるのでしょうけど)

今度は「湿気に強い」の実験ですかねえ^。^
コメント、ありがとうございます!

こんばんは。
伝わりました~!
昔から愛用・珍重されてきたのは見た目の美しさだけではなかったんですね。
勉強になりました。
そして感動してしましました!

Re: まときちさん、こんばんはー

そうなんです。
耐火性・防湿性などの特性から桐は収納の材料として珍重されてきました。

「伝わった」と言っていただいて、感謝しています。^o^

ただ、記事をアップして数日たって、中に入れるものを、アイスなどにせず、着物の一部か、何かの紙にしたら、もっとよく分かったのかなあと、反省をしたりしています。

コメントありがとうございます!

スゴい!です!
感動しました。

火にも湿気にも強い桐、ブラジルにもないのかな。
そしたら、桐でうちを建てたいです。

っていうぐらい、感動しました。

Re: TAMAGOさん、こんにちはー

ありがとうございます!

そうねすよねー、桐で家ごと作ってしまえば、と思う所なのですが、
強度の面からでしょう、建築には使われてきませんでした。
ただ、家の中で床板やベッドとして利用されています。
足触りがよく、冬は暖かいという利点があります。

産地というと、寒い地方で良質のものが取れるので、日本では会津をはじめとする東北や新潟が有名です。
そして、アメリカ大陸では、北米産のものがあって、輸入をして、自分らも使っています。

けれども、ブラジル・・では、どうなんでしょうねー??

ブログランキングより

ふらっと訪問させていただきました。
すごい実験をされているんですね!
感動しました。
桐もさる事ながらお作りになったたんす職人さんの技術もすごいのではないでしょうか?
20分も火にくべてまだアイスが完全に溶けて無いというのは本当にすごいですね!
うちにも桐の衣装箱があるんですが、改めて買って良かった~と思いました。
次回の実験も楽しみにしています。
水に強いかどうかも実験してみてほしいです。

Re: コメントありがとうございます、抹茶最中さん!

気軽にやった実験だったのですが、予想以上に皆さんの反応が良く、正直、驚いてもいるところなのです。
その中でも「改めて買って良かった~」というコメントはとても嬉しいものです。^o^
実際に桐の収納を利用されているかたに、そのように実感していただけたというのは、この実験をやった甲斐があったというものですから。

「桐は湿気に強いー実験」は、まだプランはないのですが、やってみたいと思っています。
このようなコメントをもらったとなると、プレッシャーも感じますが、挑戦しなけりゃいけませんよね。


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大阪の桐たんす職人

Author:大阪の桐たんす職人
東京生まれ。でも関西弁が好きで、関西に来てしまいました。
桐たんす屋ばっかり3社目で、現在は岸和田の「初音の家具」にいます
伝統工芸士:岩本学です

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