大阪の桐たんす職人、喜んでハマる

2017-04

ナナメから桐たんすを見る - 2012.04.21 Sat

   正面からでなしに・・
    ナナメから桐たんすを見ます。

        こんな感じに。
          桐たんす

         扉の部分ですが、仕上げに塗ったロウの具合が見て取れます。
         (写真なので、分かりやすいとは言えませんが。)

         今回の写真は全てクリックで拡大します。



桐たんすでは、最後にロウを塗り仕上げます。
   『ロウ付け』と呼んでいる作業です。





ナナメから見ると
   そのロウきれいに付いているのか、
              塗りムラがはないのか?
              を見ることができます。


「留め(とめ)」と呼ばれる木と木が45度にに合わさるところなどは、さらに技がいりますね。
      上戸の角の部分がそのようになっています。
       (別の桐たんすですが、写り具合で色の印象が違っています。)
         桐たんす


写真では分かりにくいかも知れませんが、
実物を前にして、のぞき込んでみると分かります。

  「塗り残しはないやろか?」

ま、売り場でこんな格好をして桐たんすを見ていたら・・
やや・・かなり?・・あやしいですけど・・ね^^;



     わが社の桐たんすの色付けは、
     全てキムヤシャさん(キムヤシャさんのFace bookはこちらの手によるものです。


     桐たんす製作の工程は、もちろん全て大事ですが、
     特に、色付け・金具付けをする『仕上げ作業』重要ですよねー。
       その桐たんすの印象を決めてしまいます。





簡単にですが  「仕上げ作業」の流れを見て見ましょう。


まず「目(木目)を立てる」という工程があります。
桐たんす

写真に見える「うづくり」というタワシ状のもので、
木目を際立たせるというものです。

冬目(いわゆる年輪の部分)は固く、そのまま残り、
わやらかい夏目(年輪の間の白い部分)は、やや凹むことになります。



次に「とのこ」を塗ります。
桐たんす


そして「ロウ付け」
桐たんす

やや高く残った冬目、1本1本にロウを乗せて行くのです。

力加減も大切で、弱ければ乗りませんし、
強すぎると、ロウが焼けたようになってしまいます。

ムラなく、全面にロウを付けていくのは、やはりですね~。



仕上げ職人の「キムヤシャさん」も、実に丁寧な仕事をする職人さんなんです。




大阪泉州桐箪笥の色付け、
特に、わが社の色付けは
明るさが特徴の仕上がりになっています。

      桐たんす
時代によっても、その色合いは好みがありますが、
特に、近年は現代風の部屋にも合う洗練された仕上げになっていると思います。


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● COMMENT ●

どうも!
ちょっと照れ屋なキムヤシャです♪(´ε` )

いい感じですよ、facebookもOKですよ~👍

ちょっと照れ屋なキムヤシャでした♪( ´θ`)ノ

素晴らしい!とにかく素晴らしい!
感動ですね、知らない言葉は昔から使われてる用語。
延々と受け継がれる伝統の業と、こだわりの職人さん。。。
ボクも車業界では「職人」気取ってますが、何とも恥ずかしいです。
もう何度読み返しても感動!
どう表現していいかもわかりません。
いつか・・・、必ず・・・、この箪笥を娘に送りたい!
ありがとうございました!

Re: キムヤシャさん、こんばんはー

久しぶりのコメント、おおきにですー^^
ちょいと説明足らずのようにも思うんですが、今回はここいらまで、ということで・・

ずいぶん前に撮ってもらった写真が活きました!
ありがとうございまーす。
また、よろしく!おねがいします ^o^/

Re: まときちさん、こんばんはー

いつもいつも、ありがとうございます、まときちさん。

いえいえ、車はじめ機械関係の技術者さんの技は、
自分らにとったら計り知れない物ですからねえ。
まぎれもない「職人さん」ですよ。
どうりで、まときちさんは物作りがお好きなのですね。

車ネタも読んでみたい、なんて思ったりしてしまいますが・・

お作り出来たら・・ほんまに最高です!
コメントありがとうございます。

逸品ですね♪

素晴らしいです。
綺麗ですね~・・・。

私の箪笥のことに私のブログのコメント欄に記しましたが、今は、まさに!!こういう箪笥が欲しいです♪欲しいと一口で言うても高いんやろうなあ~と、思いますが、これだけ手をかけ、心を込めた品ですものね!!
長男が二月、結婚しました。男の子ですねで嫁入り支度は、もちろんなし。
ですが、娘には、お嫁入りと言わず是非、用意してやりたいと思っています^^(しっかり、貯めますわ(^^)/~~

こんばんは

素晴らしい技術が継承され続けて、

現代の立派な桐タンスになっているのですね、

手間のかかる総仕上げが綺麗です~。

Re: あしやあそぼくらぶさん、こんばんは!

まずは、なによりもご長男さんのご結婚おめでとうございます。
二月でしたらまだ余韻というか、落ち着かないという感じでしょうか。

「是非、用意してやりたい」というお言葉をいただけると、
日々の仕事もさらにがんばろう!という気持ちが湧きますし、ブログ活動にも力が入ります^o^
ありがとうございます!

Re: wakasaママさん、こんばんは!

うちの色付け職人さんはまさに継承、親子3代の色付け職人なのです。

本人いわく、自分ほど丁寧にロウをつけている人はいない!と言っています^。^

自分ら木地の職人は、彼に助けられることも多いのです。

いつもいつも、ありがとうございます!wakasaママさん!

こんにちわ

職人さんの世界は難しいですね!
聞いてるだけでも大変な世界ですよ!
やはり逸品というものは簡単には作れませんね~
職人さんのブログで少し分かったでけでも嬉しいです
今度デパートでちょっと覗きこんでみたいですね~(笑)
でも本当に見てみたくなりましたよ~

Re: Coucouのいくこさん、こんにちわー

そうですねぇ、桐たんすの作業は大きく2つに分業されていて、
自分は木地担当なので、この着色作業は全くしたことはありません。
2足のわらじははけませんからねぇ。

デパートでは、なかなか覗きこみは難しいかも知れませんが・・
すぐに店員さんにつかまって「御婚礼ですかー」てなことを聞かれますからねー。
店員さんのいないスキに(笑)、こっそり、じっくり見てみてくださーい。

うづくり

桐箪笥にうづくり加工がしてあることを初めて知りました。
そういえば木肌に木目がはっきり出ていますね。

我が家の大黒柱や玄関の式台にもうづくり加工がしてあります。
古くからある技法のひとつなのでしょうね。

Re: 、kazさん、こんばんは

さすが、kazさん、うづくりをご存じなのですね!

このうづくりのかけ具合も、ところによりけりですねぇ。
最近のうちの傾向は、木目をあまり強調しないようになっています。
また、その木目を際立たせる液があるのですが、それも控えめにしています。

誰に言われたというのでなしに、自然と使い手さんの好みに合わせて行くもののようですね。

kazさんのお宅、魅力が詰まっているのですよねー。
おじゃましてみたい!などと思ってしまいます^。^

日本人だからこその伝統工芸、職人技ですね!
時代によって変化もしていくんですよね。
蒔絵なども絵柄が時代で変化してますもんね。
未来人にとったら時代の流れが読めて面白いと思います。
これからも職人の皆さん、頑張ってください!

Re: *yoshimin*さん、こんにちは。

激励のお言葉、ありがとうございます!

変化し続けて行くことこそが伝統なんですよねえ、じつは。

蒔絵入りの桐たんすもうちにはあるんですが、
個人的には、今ある柄以外の、もう少し違うものがあってもいいのになあと思うことがありますね。
まあ、描いてもらうのに、これまでにないものというのは勇気が要りますけど・・

コメント、ありがとうございまーす。


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Author:大阪の桐たんす職人
東京生まれ。でも関西弁が好きで、関西に来てしまいました。
桐たんす屋ばっかり3社目で、現在は岸和田の「初音の家具」にいます
伝統工芸士:学光です

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