大阪の桐たんす職人、喜んでハマる

2017-02

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桐たんすにクサビを打ちこむ - 2012.05.24 Thu

桐たんす作りにはクサビが使われます。

ナナメのやつですね。

その代表が、桐たんすに特徴的な『木釘』です。
       桐たんす 木釘

こんな大きさの違う2種類のもんを使ってます。


いわゆる「金釘」は胴体部分が真っすぐです。

クサビの形をした木釘は、叩き込むほど、しっかりと効いて行きます。


底板など3分(ぶ)[約9mm]の厚みものは小さな木釘で止めて、

       桐たんす 衣装盆



天板、胴板など7分(ぶ)[約21mm]のものは大きい木釘を使います。
 桐たんす 木釘 桐たんす 木釘
目をこらすと、木釘の形が見えています。



金釘との違いは下穴を開ける必要があることです。
           ドリル 木釘の下穴
       ドリルも2種類。

       ホームセンターで買ってきますが、
       これまた、そのままでは大きさが合わないので使えません。


グラインダーで削って大きさを合わせます。
   ドリル 木釘の下穴 
まずは、グラインダーを回転させて、こういう方向にあてがって削り・・




         実際に使ってみながら、微調整をします。




                さらに、今度はドリルのほうを回して、ちょっとずつ。
                    ドリル 木釘の下穴 



下穴の大きさが合っていて、いい状態になると、木釘を打った時の音が違ってきます。

    「キュンキュン」っていう、
     ちょいと金属っぽい音がするんです。

     良く効いてる証拠です。


          ちなみに、金釘でも日本古来の「和釘」はくさび状になっています。





 もうひとつ、ん?という所のクサビ。

実は、底板もクサビです。




つまり、枠に入れる時に、こんな風にナナメにしてあるので、ギュッとすき間なく入るんです。

  桐たんす 衣装盆




そしてもうひとつ大事なのは、組み手のクサビ

分かります?か?
板に対して90度ではなくて、わずか、88度か?、86度?
傾けています

  桐たんす 組み手


これでしっかりします。

最も肝心なクサビです。

「桐たんすにはクサビ」なのですねえ。



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● COMMENT ●

木釘

なるほど、木釘は材の厚さや力のかかり具合によって使い分けるのですね。
それに組み上げ部分も微妙な角度で合わせをしているとは知りませんでした。
長年の経験でそういう造りになったのでしょうね。

ェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェ
まさに、まさに、職人の業ですね!!
どうやら単なる技ではなく、長年積み上げてきた業という感じがひしひしと伝わってきました。
すごい!!

ちょっと関係ないとはおもいますけど、
いぜん、テレビで錦帯橋の補修をする棟梁さんの特集をみました。
そのときも昔ながらの建築の方法を継いで、
金釘を使わないで造り上げていたと記憶しています。
(若干ちがうかも・・・(ノ∀`●)ポッ)

日本の物づくりは世界のみんなに堂々と誇れるすばらしい文化だとおもいます。
どうぞ、どうぞ、これからもがんばってくださいね。
応援するだけじゃなくて、貯金をしていずれ購入したいです゚+.゚(´▽`人)゚+.゚

裏技公開、有り難うございます。
確かに桐木工には、木釘が効果抜群でしょうね。
最近では、何でも接着剤で貼り付けてしまいますが、本格的には無接着剤で、木釘や組み手で組み立てるべきでしょようね。

DEN

Re: kazさん、こんばんはー

そうですねー、こんな感じです。

さらに、組み手の部分のメンタの角度を桐の場合は角度を浅くしています。
桐はかけ易いからです。

いわゆる「カマ」の角度です。
ちょっと言葉だけでは説明が難しいですが、
今回の記事のポイントから垂直方向に移った部分、写真の上の面での話ですね。

コメントありがとうございます。

Re: はにふみ(猛犬注意)さん、こんばんはー

いやっあー、はにふみさんの絵文字、いや文字絵?、色んなバリエーションがありますねー。
ほんま良く出来てますねえ。

あっ、このことの方が関係なかったですね。^.^

錦帯橋の補修も同じ世界ですよねえ、日本ならではのもので。
もちろん、あちらの方が遥かに複雑で高度な技だとは思いますけど。
そうですよね。
もっと、そういうものを大切にしなけりゃいけないのかも知れません。

応援もコメントもありがとうございます。^^
さらに「いずれ・・」なんて言っていただいて・・
むちゃくちゃおおきにです。
んー、ほんまに。ごっつい、力いただいてます^ι^

Re:DENさん、こんばんはー

いえ、まあ、「裏技」というほどのものでもありませんけれども・・

建築なんかではそういうものもあるようですが、桐たんすにはボンドは使います。
ばらすことのないものですので・・

DENさん、ほんまに色んな物作りしてはりますねえ。

コメントありがとうございます。

家にある古い桐ダンスを見てみました。
確かに釘らしきものが見当たりませんね。
釘かな、と思ってよく見ると木釘です。
よ~く見るとくさびも使われてますね。
寸分狂わない精巧な作り、
これぞまさしく職人芸ですね。

Re: matsuyamaさん、こんばんはー

ごらんなっていただけたんですかあ。
ありがとうございます!

昔のものほど木釘は多用していますね。
そして、今回のような丸いものではなく、四角い木釘なんかを使っていたりもします。

「外に見えている木釘が外見上きれいでない」という発想から、新しい作りをした箪笥で、木釘をあまり使わないやり方をしている所もありました。

職人芸の言葉に恥じない仕事をせにゃならん、と気持ちの引き締まる思いです。
コメントありがとうございます!

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

ごめんなさい!
パソコンの調子が悪くてなかなかコメまでたどり着きません。。。
しばらくの間毎回このコメントになるかもしれません。
ホントゴメンナサイm(_ _)m

ポチっと♪

Re: 鍵コメさん、コメントありがとうございまーす

いえいえ、こちらも思わぬ木釘記事に出会えて嬉しかったので、ちょいとおじゃまさせてもらいました。
でもって、記事にまで取り上げていただいて、ありがとうございます!

そうですねー^^。
たしかにコメントとトラックバックはどっかに飛んで行ってしまっているような・・^.^; 様子ですかねえ。

ま、とにかく木工記事楽しく拝見させていただきます!

Re: まときちさん、こんばんはー

こんな時はスルーでいいですよー。
コメントは全く気になりませんからー。
だいたい、自分はコメントもらっても必ずすぐに返すっていう人でもないですしー。

ま、でもとにかくパソコン早くに思い通りになるとよいですねえ^o^

こんばんは

何回かポチ逃げばかりしていましたわ、

ちと忙しくてごめんなさいね。

Re: wakasaママさーん!

「コメント入れなあかーん」て思わんでくださいねー^O^
自分も間~のある時にしか入れに行けませんしー。
気楽にやり過ごしてくださーい。

いつも、wakasaママさんの優しいお心映えを感じていますから、コメントがなくてもさびしくありません!^.^

はじめまして、大東と申します。
いつも、大変、面白く拝見させていただいております。
うちでも多少、桐箪笥を扱っておりますが、色々な発想や考えがあるものだと感心し、また参考にさせて頂いております。

Re: 大東さん、はじめまして

コメントよせてくださって、嬉しいです。
同業、しかも同じ桐たんすを作ってはる方からのコメントですから。

こちらも学ばさせていただいてます。
全部に目を通せてはいないのですが、ホームページのほうものぞかせてもらってます。

大東さんは一人でされてはるのですよねえ。
自分はいち社員ですから、事に当る心持ちが違うのだろうあな、と感じたりしています。

励みになるコメントを、ありがとうございます。


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Author:大阪の桐たんす職人
東京生まれ。でも関西弁が好きで、関西に来てしまいました。
桐たんす屋ばっかり3社目で、現在は岸和田の「初音の家具」にいます
伝統工芸士:学光です

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