大阪の桐たんす職人、喜んでハマる

2017-09

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やむにやまれて (鉋の裏空き) - 2012.07.10 Tue

鉋は、手に入れた当初、
こちら側(裏刃と言います)は、
このように中間部には大きな空き(つまりえぐられた状態)があります。

    鉋の裏空き

         表刃・裏刃などの参考記事はこちら重心を重臣にする【刃物研ぎのポイント】


裏刃を研ぐ時には、砥石に接する面積が小さいほうが有利

なので、この最初の状態を維持しながら使い続けるのが理想です。

が、なかなか思うようには行かず、砥石との接地面積が広くなってしまいます。
    鉋の裏空き
例えばこんな状態。
パレットに出した絵の具みたいになってます。
(いわゆる、「ベタ裏」です。)


こうなって来ると、
肝心の刃先よりもその手前部分が砥石に接しやすくなり、
いい研ぎが出来ません


砥石の表面を小まめに直したり
砥石へのあてがい方を変えたりと、
どうにかこうにかやりますが、

どうにもこれはイカン!となってくると、こんな荒療治をします。

    鉋の裏空き

これは、完全に教科書にはのってない方法ですね。

やや危ない。

いや、危ない!


今のところ、こんなやり方をしてる人には出会ってません。
が、多分、やってる人はいると思います・・よねえ。



ただ、この方法も、刃の近くになると、
刃先を傷付けてしまう可能性がありますし、
深くはえぐりたくない

ので、ドリルにこんなプチ研磨ビットを取り付けて、金剛砂(鉄の砂)を置いて、
    鉋の裏空き 鉋の裏空き
さらに、水を少したらし削ります。
    鉋の裏空き


これも自前の方法です。
ムリヤリ感、ゴリ押し感たっぷりの手法ですねぇ。

    鉋の裏空き

楽しい時間です!
ん??

毎度書いてますが、
こんなんアカンやろう!
とか、こないしたらええねん!
というようなコメントもお待ちしてます。


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● COMMENT ●

こんばんは。
ああ、懐かしいなぁって思いました。
私以前、職人さんに木工を教わってたんです。
偶然知り合った職人さんがマイスター級の方で、
ご縁があって、直に教わってたんです。
師匠って呼んでたんですけど、師匠と同業者のお客さんが
私が鉋の刃を砥石で研いでる姿を見て、うちの見習いより様になっとるなぁ
なんて褒めていただいたことがあって(お世辞だけど)、なんだか懐かしくなりました。
本当だったら、娘の勉強机に取り掛かる予定だったんですけど、
主人とメルシーを始める事になって、今は通えていません。
機会があったら、また習いたいなぁって思ってます。
なので、↓などは、参加したくてたまらく。。。
おあずけをされてる犬のような気持ちになってしまいます(笑)
道具や製作過程など大好物なので(笑)楽しみにしています。
長々失礼しました。

面白い!職人さんそれぞれの方法なんですね~。
ボクも高校出て機械加工の会社に就職したとき、ドリルの刃をグラインダーで研ぐ練習した覚えがあります。
当然切れませんでした(笑)
でも楽しかったな~。

ポチッと♪

こんにちは

楽しいルンルン話題が出てきましたね、

うちもグラインダーでルーターの錐や刃研いだ事ありますで、

まときちさんと同じ様なことしてましたわ昔々の話じゃった~

グラインダー危ないし超硬合金でなくて、ハイスぐらいやったらね

焼き入れて金槌で叩いたら綺麗になるんと違うかな、裏側~

うちは冗談好き~今ネ、大笑いしはりましたね。

職人さんは腕だけではなく、道具も大事なんだってあらためて思いますね~

こちらのブログを拝見してなければな~んにも知らずにいてるとこでした(汗)
職人さんのご苦労が伝わって更に工芸品の素晴らしさを実感します。

色々教えてくださいね!

Re:ごぶさたしております、55スマイルさん

おあずけされてる犬、のようだったのですか?(笑)
楽しい、というか、へえ~という話を聞かせて下さって得した気分です。
懐かしいという気持ちになっていただけた、というのも嬉しいものですねえ。

55スマイルさん、木工、刃物研ぎまでかじってはったとは!
勝手に想像するに、その職人さんの言っていたのは事実だったと思いますよ。
55スマイルさんのクラフトの作品を見ていると、刃物の研ぎにしたって上手であるに違いないですから。
「うちの若手は何やってんだー!」と、歯がみしていたのでしょう。

あちこちに飛ぶ自分のブログですが、こういうネタは自分のために書いているという側面もあります。
でも、そんなふうに楽しみにしてくださるのなら、遠慮せずに書きますね。(微)
長いコメントは好きでーす、ありがとうございまーす!

こんばんは。
いやあ、こういう刃物系の手入れって、むずかしそうですね。^^;
マダムは包丁を研ぐのも、ちょっと簡単な道具でチョイチョイってするだけだもの・・。
うむ。一生懸命読ませていただきましたよ。
道具って、振り回されて、そして、少しずつ馴染んでくるんでしょうね。^^ノノ

小生は替え刃式

小生は、上手くとげないので、カンナなどは替え刃式を使ってます。

もっとも、小生の作品のは、オイル仕上げなどが多く、サンダーで削っちゃいますが、木肌そのままの作品には、カンナでないとあきませんね。

グラインダーでは、時々ドリルの刃を砥いで使いますが、結構切れますね。

DEN

Re: まときちさん、こんばんはー

そうそう、グラインダーも慣れて来るとそんなに怖くはないもんですよねえ。
でも、切れなかったんですか?^^

鉋にせよ、グラインダーにせよ、削るっていうのは、な~んか心地よいもんなんでしょうかねえ。

ありがとうございまーす!

Re: wakasaママさん、こんばんはー

焼き入れですかー!
それはまた、さらに荒ーい治療法ですねー^O^オイヤっ!


ルンルンしてました?^。^
こういうのはやってた人に分かる楽しさがありますよね~


「wakasaママさんの昔話」ありがとうござりました~

Re: *yoshimin*さん、こんにちはー

ちょいと偉そうなことを言いますと、道具の仕立て、選び方も職人の腕のうち、と自分に言い聞かせています。

そうですよねえ、なんだか時々、こういうややこしい話に接するという・・^^
ブログ、ネットはもおもしろいですよねえ。

木工ネタでは、出来るだけ、全く知識のない方が読んでも雰囲気をつかめるようなものにしたいと思っているので、具体的にここが良く分からん?というような時には、ぜひご指摘をしてくださいまし。

コメントありがとうございまーす!

Re: マダム猫柳さん、こんばんはー

読んでいただき、ありがとうございまーす!^^
なんとなく解りましたでしょうか?

そうですねえ、道具。
振り回し、振り回され、チョッチョッ、って感じですかねえ。
奥深いとは思います・・はい・・。

コメント。ありがとう、ございます。

Re: DENさん、こんにちはー

替え刃式。自分は使ったことはないのですが、けっこう良いようですね。
大工さんなんかでも鉋を使う回数の少ない人は替え刃を使っているようですし。

桐たんす屋は木釘用など限定的なものになるので、ドリルを研ぐというのはあまりしませんねえ。

このところ、コメントに伺えずすみません、なのですが、コメントありがとうございます。

ちなみに、桐たんすもやはり塗装面にはややあらい150番のサンダーを当てています。

おはようございます。
職人さんは刃を研いで、研いで、研いで使ってそこまで使ってしまうのですね。
板前さんの包丁が小さくなっていくのと同じ、とは知りませんでした。

やはり裏の内側を地道に削り取って研ぎで楽をするか、
シロウト考えでは表に比べて裏の研ぎの回数は少ないような気が
しますが、そうであれば諦めて裏全面を研ぐかでしょうか。
道具を使い倒す職人さんならではの悩みですね。

じょりじょり

刃物って、毎日研いで使っているとどんどん小さくなりますよね。鉋だとどこまで使うんですか?

危ないです

グラインダー見ているだけで 危ないです
私には、無理です手が震えてできない これ以上障害を持ちたくない!!

Re: kazさん、こんばんはー

この刃の減った鉋は辞めた職人さんから譲り受けたものです。
そうそう減りはしませんからね。

裏を削るというのは、おそらく邪道で、
ご存じのことと思いますが、「裏押し」というのがもう一つの手段です。
(ここでは、ややこしくなるので触れませんでしたが。)

おっっしゃる通り、表刃に比べて裏刃の研ぐ回数は少ないのですが、
それも良い状態が維持されていればこそ、になると思います。

なんと言っても、研ぐことで砥石も削れて行くということが難しさの元なのだと思いますねえ。

コメント、ありがとうございます。

Re: かめさん、おはようございます

一番上の写真で言うと、裏の空きの終わりの地点までです。
ちょうど「側」の字の所です。

まあ、ここまで一人で使い切るということはないかも知れません。


そう、動物園と野生の比喩、面白いなあと思いました。
なるほど!と。
ほんとうに、あの動画でも迫力がありましたもんねえ。

コメントありがとうございます。

Re: yoreyoremanさん、こんばんはー

そうですねー。
よくないものをお見せしてしまいました。
すみませーん。

また、心なごむもの探してきますー。

道具は職人の命

道具の良し悪しは、技に大きく影響するでしょうね。
実は先日↑コレを理由にして新しい道具を買い足しました。

私は彫刻等をよく使いますが自分で研ぐのはヘタです。
上手に研げるようになるのも腕のうちなんですね。
今度は↑コレを理由に砥石を買うでしょう(笑)
頑張って研いでみようかな。

Re: 道具は職人の命ですよねえ、髪結ひ辰乃さん!

あー、そうならこのマニアックな記事を書いた甲斐があったということですね。
髪結ひ辰乃さんへ働きかけが出来たんですからね。
嬉しいです。

砥石は、当然手に入れるべきです!^o^

けど、彫刻刀は形がいろいろあるので、砥石もいろいろ必要になるでしょうねえ。

思うように研ぐというのは誰にとっても難しいものだと思うので、「ヘタで当然!でも時間が取れるなら繰り返し研ぐ。」ということをおススメします。

コメントありがとうございまーす!

返信遅くなり、すみませーん。


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大阪の桐たんす職人

Author:大阪の桐たんす職人
東京生まれ。でも関西弁が好きで、関西に来てしまいました。
桐たんす屋ばっかり3社目で、現在は岸和田の「初音の家具」にいます
伝統工芸士:岩本学です

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