大阪の桐たんす職人、喜んでハマる

2017-10

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 - 2014.01.26 Sun

うまく行ってない時の音っていうのがあります。

「なんか変な音してるでえ」って思うと、
たいていそんな時はアクシデントが起きてる。
音に現れるんですよねえ。

隣の人の作業の音が聞こえてるだけなのに、こっちまでなんだか焦ってくるてなこともありますし、
耳障りな音をたてる人の仕事は、やっぱりどっかしらガサガサしてるもんです。

緩るさ‥なんてのが聞こえて来ることも。

「人となりが仕事に現れる」って言うけど、
姿を見なくても音にその人の仕事ぶりが現れるもの
やなあって思うんです、この頃。

逆に上手く行ってる時は?
音が気にならない。
音の大きい小さいじゃあないんですよねえ。


音って大事


音から得る情報というと、
缶詰の中身に傷んだりしたものがないか?を検査するのにフタをポンポン叩いて確かめる「打音検査」なんていうものもありますし、
開いて見ることの出来ない建造物のヒビや割れを探すのにハンマーで叩いて音を聞く方法もありますね。



桐たんすで言うと木釘の音があります。
桐箪笥 音

木釘はクサビ状なのでしっかり打ち込むことが大事だけれど、ある程度の所でやめてしまったとしても、打ち足りてないことが見た目では分かりません。
その時に音が頼り。

木釘が効いてる時はキュンキュンというような音がしますが、
感触とともにコンコンというかわいらしくない音へ変わり、ここまでという判断します。


組み手は、緩くもなくきつくもないという適度な接し具合が必要なのですが、
桐箪笥 音
いい固さの時にはバネのようなビンビンという音がします。

組み手が入り切らない内に、やはりコンコンという愛想ない音がするならばどこかしら削る必要がありますし、
その音をちゃんと聞くために金づちでなくここでは木槌を使っています。


ノミは?
桐箪笥 音

よく研げていて切れているノミは叩くと固い音がします。
カチカチという感じの下の台を直接叩いてるような音。


をひく時はどうでしょう?
シャーっといい音をたてて、なんていうイメージがありますけど、
桐箪笥 音

むしろ音が少ないのがよいと思ってます。
抵抗が少ないから、ですね。



自分の音はいい音なのか?
問いかけながらの毎日です。

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● COMMENT ●

いい話ですね。どの分野の職人さんも五感をフルに生かして仕事をしているのでしょうね。
糸を張るときも糸の音を聴くのだと聞いたことがあります。

おはようございます

音のことでね

主人が良く壁の内側の中芯を見つけるのに

ゴムハンマーでトントン~コンコン~

今でも時々壁に耳当ててしていますよ

そんなことしなくても壁に這わせたら

ピッピッ~ってなる機器使っているのに

不思議ですね長年の感なんやろね

芯のない場所に取り付け出来ませんから

ちなみに音の見分けはうちには分かりませんが

最近息子が現場でもやってました

ゴムハンマーでテンテン~ツンツン~

親の後ろ姿を見ているのですね。

Re: こんばんは、soujyu2さん

ありがとうございます。

音なんてしそうにない糸でもそうなのですか。
そんな話をうかがうと、作り手としてはなんだかウキウキしてきます。

先日コメントいただいてからも無しのつぶてで失礼していて、申しわけありません。
コメント残そうと思いつつ‥すみません。
いや何より京都へお伺いすればよいでは、などと思ったりしたのですが。

コメントありがとうございます。
さらに感覚に磨きをかけて、精進してまいります!

Re: wakasaママさん、こんばんは

wakasaママさんのほうから、楽しいほのぼのとしたお話を聞かせていただきありがとうございます。

きっと機械なんかより速いからなんでしょうねえ。

そして、息子さんも一緒に働いてはるんですねえ。
素晴らしいことですね。

このところもポチっと逃げばっかりですけど、お許しあれー!
コメントありがとうございますー。

なんの職人さんも 最終的には自分の五感で作業しますね
それが身についてしまっているんでしょね 釘でも正確に打ち込めば綺麗にはいりますよね
力が変な方向にかかると曲がってしまいます カンナの削りカスにしても上手い人は一本に
なりますしね 

Re: yoreyoremanさん、こんばんは

いえいえなかなか、言うは易し行うは難しです。
思考錯誤の毎日です。

関係ないことですが、明日は小学校での箱作り教室に行って来ます。
こういう機会に気付くことなどもありますからねえ。

コメントありがとうございます!

医者の打診も同じですね。
soujyu2さんのおっしゃる糸、というのは、織物の縦糸でしょうか。
絹糸自体、楽器の弦になって音を奏でます。
音には沢山の情報が含まれているのですね。

私、子どもの頃、父の日曜大工を手伝って、
カンナをひくのが大好きでした。
上手くひけるときは、スルスル、でした。

シェフとかでも音を頼りにされていたりしますよね。
考えてみれば普段の生活の中でも音で判断していること多いですね。
簡単なところでいえば、お湯を沸かしている時とか。
沸騰してくると音が変わってきますしね。

職人さんはそんな簡単なことではないでしょうが^^;

Re: takako.t.maruさん、こんばんは

ほんとうに!
言われてみれば、弦楽器は糸そのものが音を奏でるんですもんねえ‥うかつ、やった。。
音と人は切っても切れないのかもしれません。

soujyu2さんの糸は縦糸のことを指している可能性が高いかもしれません。
http://soujyu2.blog59.fc2.com/blog-entry-983.html
http://soujyu2.blog59.fc2.com/blog-entry-984.html

そう、木を削る行為には何か根源的な楽しさ、心地よさがありますよねえ。
箱作り体験で子供たちの中にはメインの箱そっちのけで、練習用の木を削りまくってる子がいたりしますしねえ。

返信遅くなりすみません!
またコメントにうかがう‥予定です!
コメントありがとうございます。

Re: *yoshimin*さん、こんにちはー。

あぁ、油のおとの変化で判断したり、というやつですね。
こんなふうにイロイロ考えると面白いですねえ。

でも、日常のことでもその音に耳を傾けることが大切なんでしょうねえ。
せっかくの音情報をやり過ごしてる人も沢山いますから。

コメント、ありがとうございます!
返信遅くなりすみませーん。


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大阪の桐たんす職人

Author:大阪の桐たんす職人
東京生まれ。でも関西弁が好きで、関西に来てしまいました。
桐たんす屋ばっかり3社目で、現在は岸和田の「初音の家具」にいます
伝統工芸士:岩本学です

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