大阪の桐たんす職人、喜んでハマる

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大根おろし やら 鉛筆削り - 2014.03.16 Sun

自分らが日々格闘している刃物研ぎっていうのは、「大根おろし」なんです。
刃物研ぎ
もちろん、下ろし金が砥石ってことですね。

実際に、刃を研ぐ事を「刃をおろす」って言うんですが、
砥石にも肉眼では見えないギザギザがあって、鋼を削ります。
刃物研ぎ

大根は柔らかいので「下ろし金」のギザギザが擦り減ることはありませんが、
刃物はそれ自体が固いので、砥石のギザギザは割とすぐに無くなってしまう
これがミソです。
難しい所

このギザギザがなくなると、削るというよりも「こする」状態になります。
平らな板の上で大根を動かしてる状態で、大根おろしが出来ない!

自分はこんなふうに、模式的に、置き換えて考えることをよくします。

砥石のギザギザが残ってるかどうか?はパッと見には分かりにくいです。
ギザギザが無くなっても、何となく研いでしまいがち。
でも、能率が悪いのと、無理矢理ゴシゴシ表面をこすることになって、きれいな仕上がりになりません。

このことを絶えず意識して、研いでいる中でギザギザが無くなれば、ギザギザのある状態に戻すことが大事
これを「面直し」と言います。
が、長くなるので、詳しくはまた別の機会に



「鉛筆削り」も参考になります。
鉛筆はあらゆる方向から、刃物は表裏の2方向からの違いはあるけれど、
先端をするどくする作業が共通です。

で、普通はカッターでする「鉛筆削り」を
砥石と同じ形体の、板に貼り付けたサンドペーパーですることも可能ですよね。
刃物研ぎ

仮にその板の内の面がえぐれてるとします。
こんな赤の形をした板。
刃物研ぎ

想像してみると、尖らせるのはけっこう難しそうです。
カーブの面で、刃先を丸く削り落とすことになるからです。

「砥石は平らにして使うべし」という、どんな木工の教科書にも書いてあることの意味が、これで分かります。

砥石というのは、どうしても中間部がすぐへこんでしまいます。
ついつい、こんな赤い形の砥石で刃物研ぎをしているのです、じつは。
やはり様子を見ての面直しが必要になります。

また逆に、カーブの外側なら手加減することで、尖らせられそう、などとも考えたりします。



でも、なんで大根やら鉛筆を持ち出さなきゃいけないの?

ミクロのものを何となく作業していると大事な所を捕らえられない、からでしょうか。。。

置き換えたり、模式的に考えてみることで、本質が見えて来ることがあるなあと思ってます。


またもや長いインターバルの末のこの細か過ぎる話し。
分かりにくい話ですしねえ。。
でも、こりずに応援いただけたら幸いです。
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● COMMENT ●

面白い!
私もよく物事を置き換えたり模式的に考えています。言われてハッと気づきました。複雑な問題をできるだけシンプルにして考えるようにすると、解決の糸口が見えてくるように感じるので。
ふむふむ…と読んでしまいました(^o^)

こんばんは

いつもながら感心して見せてもらいました

ホンマ知恵は思い切り使わなくっちゃね。

Re: はにふみさん、こんにちは

あっ、はにふみさんもでしたか^^科学派ですもんねえ。

これ出すのもけっこう迷いがあったので、そんなふうに言ってもらえたら しばしホッと出来ます。
ありがとうございます。

例えて納得っていうのは、人間関係や会社のことでもしますねえ。
昼休みに他の人が食事してようが昼寝してようが、おかまいなしにやかましい音を立てて仕事を始めるはた迷惑な人がいるんです。(あっ、いつぞやの)
ごっつい腹立って不愉快なんですけど、これは神のお告げと考えよう、と。
「未熟者はさっさと食事して、修行の励みなさい!」っていうね。。

なんとなく意表をついてコメント入れてくれる感じのはにふみさん!
おおきにー!と感じるのと同時に、この間合い、好きやなあって思ってます^^

Re: wakasaママさん、こんばんは

いつもありがとうございます!

知恵、というものでもないのでしょうけど、自分はとにかくややこしい人なんです。
でもこんな理屈を実践、桐たんすという形にいかせなけりゃなりませんからねえ。

明日からも挑戦して来ますー!

こんばんは
内の家にも砥石があって使っていたのですが、砥石も手入れをしなくてはいけないとは知りませんでした。勉強になりました。ありがとうございます^^

なるほど~研ぎにくくなるのはギザギザが無くなってるってことなのね。
「大根おろし」の例えで、素人のわたしにも良ーく理解できました♪
えっギザギザに戻すことってできるのですか~
包丁の砥石もそろそろ替え時かななんて思ってたんですが、
はぁ~再生したいっ
「面直し」記事にしていただけるのを待ちますわ(*´▽`*)

Re: naraspaさん、こんばんは

とてもとてもごぶさたしております。

家庭で包丁を研ぐ、という程度であれば、そう頻繁に修正する必要もないかもしれません。
が、一般的な手法としては、
「ブロックなど平らな台の上に砂利をまき、そのうえでならす」
「ダイヤモンド砥石(ホームセンターなどで手に入ります。)でならす」
というあたりでしょうか。

いつもこんな感じでの「コメント入れ」で失礼しますが、ここ最近の自分のお気に入りは大安寺の写真です。
竹で注ぐその竹と着物姿の人。その入り方が印象的でした。
竹ごしにぼんやり映る色の幕も^^

また詳しい面直し記事も書こうと思ってはいますが‥、コメント!ありがとうございます!

Re: 髪結ひ辰乃さん、こんばんは

『「大根おろし」の例えで、素人のわたしにも良ーく理解できました♪ 』
どのコメントもありがいものですが、このお言葉は一番の嬉しいツボかもしれません^^

実際の砥石の様態はギザギザというよりも、メラミンスポンジのようだと言えます。

記事が何時出せるのか?全く分からないので、ざっくり書いておくと、
ブロックなど平らな板の上に砂利などをまいて、ならす。
もしくは、ホームセンターなどでも手に入るダイヤモンド砥石でならす。
てな方法が一般的です。

自分らの「面直し」は、やや、ややこしいのですが、包丁のためであればそんなに神経質になる必要はないでしょう。

今日はそちらも、ちょいと冷えていたようですけど、いよいよ春、ですねえ^^


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Author:大阪の桐たんす職人
東京生まれ。でも関西弁が好きで、関西に来てしまいました。
桐たんす屋ばっかり3社目で、現在は岸和田の「初音の家具」にいます
伝統工芸士:岩本学です

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