凹んでるところ(衣装盆と内丸かんな) - 2011.08.31 Wed
桐箪笥にはお盆(衣裳盆)と呼んでいるものがあります。

言うなれば、着物用のトレーです。
お盆ごと引っ張り出して、「今日はこれとこれ、どっちにしようかなー?」
というような具合でしょうか。

そのお盆の表面を繰り込んで、装飾的な曲線をほどこしているものがあります。
機械で形をとりますが、そのままでは、ささくれ立っているので、
表面を一通り鉋がけします。

しかし、このお盆の凹んでいる部分は普通の平らな鉋では削れません。
で、今回は、凹み専用の マイ鉋 を仕立てました。
内丸(うちまる)かんな、という、カマボコをスリムにした形のかんなです。
なんばの道具屋で探してきました。
が、まだ、幾つかの作業が必要なのです。

まず、鉋の台の丸みを、お盆の凹みの形に、削り合わせます。
ポイントは、お盆凹みよりも鉋の台の丸みを若干小さくするということです。
(ピッタリだと、微妙な大きさのズレに対応できません。)
次は、その台に刃の形を合わせます。
荒い砥石で削り落すのです。

で、こまかい修正をして、完成です。
「削ってる」の図です。

道具作りは、たんす作りそのものより楽しいですねぇ。
なんて言うと怒られますけど・・・
日々の仕事のアクセントとでも言うんでしょうか・・・その時は、時計なんか気にしません。
少し削って、使ってみる。
で、また、ちょこっと削る。
はたから見たら、「あんた何してんねん?」て言われますね。
でも、道具作りはしょっちゅうあるもんではないので、合わせのひと削りひと削りを、ついつい味わってしまいます。

言うなれば、着物用のトレーです。

お盆ごと引っ張り出して、「今日はこれとこれ、どっちにしようかなー?」
というような具合でしょうか。

そのお盆の表面を繰り込んで、装飾的な曲線をほどこしているものがあります。
機械で形をとりますが、そのままでは、ささくれ立っているので、
表面を一通り鉋がけします。

しかし、このお盆の凹んでいる部分は普通の平らな鉋では削れません。
で、今回は、凹み専用の マイ鉋 を仕立てました。

内丸(うちまる)かんな、という、カマボコをスリムにした形のかんなです。
なんばの道具屋で探してきました。
が、まだ、幾つかの作業が必要なのです。

まず、鉋の台の丸みを、お盆の凹みの形に、削り合わせます。
ポイントは、お盆凹みよりも鉋の台の丸みを若干小さくするということです。
(ピッタリだと、微妙な大きさのズレに対応できません。)
次は、その台に刃の形を合わせます。
荒い砥石で削り落すのです。

で、こまかい修正をして、完成です。

「削ってる」の図です。

道具作りは、たんす作りそのものより楽しいですねぇ。

日々の仕事のアクセントとでも言うんでしょうか・・・その時は、時計なんか気にしません。
少し削って、使ってみる。
で、また、ちょこっと削る。
はたから見たら、「あんた何してんねん?」て言われますね。
でも、道具作りはしょっちゅうあるもんではないので、合わせのひと削りひと削りを、ついつい味わってしまいます。

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