大阪の桐たんす職人、喜んでハマる

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かゆい所に手が届く!【台直し鉋】 - 2012.03.07 Wed

カンナ(鉋)というのは樫などの硬ーい木で出来てます。 
    それでも、使っていると、
    いえいえ、使ってなくても、
台がくるってきます。

つまり、カンナの木の部分にゆがみが出たり、凸凹が出てくるもんなんですねー。
もちろん、ミクロのゆがみやデコボコですけども・・
刃が浮かされた形になってしまい、
思い通りに削れません。


かゆい所に手が届かない感じぃ~! になります。



その時の使い方によっても違いますし、木そのものの質によっても違いますが、
1日たてば、もう動いてます。

台直し鉋

なので、このような『台直しカンナ』なるもので高い部分を少しずつ削りまして、
平らにします


      スッキリかけるわあー!


こんな鉄の定木をあてがって、
光を透かし、どの部分が高いのか?、
ちょっとずつ、こそげとる感じですね。

台直し鉋


様々の方向に当てて見ます。

台直し鉋 台直し鉋


実際は完全な平らにはせず、少し下げる部分もあるのですが、
幾つかのポイントが平面上になるようにします。


まあ~、この作業は案外、時間を食います。
が、なるべく時間はかけたくない。
けれども、
こまめに台直しをしておいた方が、カンナはいい状態で、思う通りに働いてくれる。

こんな葛藤が・・ ありますねえ。




で、またもう一つやっかいなのが

この『台直し鉋カンナ』もくるう  ってことです。 

はい、当然といえば当然。

なのでこれは、平らなガラス板に耐水ペーパーを置き、磨る。
なんてことをしたり、
台直し鉋

ノミで高い所をこそぐ、などして平らにします。
台直し鉋




でもでも、この間、こんな形に至りました。


2丁の『台直しカンナ』
台直し鉋





『台直しカンナで台直しカンナを直す』

台直し鉋


イメージとしては、『ネコが自分のシッボを追いかけて、クルクル回ってる状態』でして・・・

まあ、例えてみる必要もないんですが、
ここまでするん?という感じが、ちとこっけいなふうもありますし、
       

まず、「台直しカンナA」で「台直しカンナB」を直し、
それから、「B」で「A」を直す。
『ニワトリが先かタマゴが先か?』
いやいや例えはいんですが、

皆さんは、どんなふうにしてはるんやろ?

実際に鉋を使っている人は、台のどの部分をどの位の高さにするのか?
というようなことが重要やとは思うんですが、
それはまた時間のある時に、ということで。



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● COMMENT ●

こんばんは

物を作るには 道具が必要ですね 自分の思い通りの作品を作るのには
やはり道具の整備ですよね ましてや高級家具など作る場合は、より精度が
要求されますね そのために日頃のお手入れが大切ですよね
でも大変な作業です 頭が下がります頑張ってください!

Re: こんばんはー、yoreyoremanさーん

激励のコメントありがとうございます!

そうですねー。
でも好きでやっているので、面倒な作業も苦にはならず・・
かえって、ついついハマり込んでしまいますねえ。

なもんで、どうにもブログの読み逃げが多ーくなってしまうのです・・・スミマセンがぁ・・

こんにちは

道具の手入れ 大変でしょーけど
それも 腕のうちですものね
愛情込めて 丁寧に 手入れをしていくことによって
道具が 良い 相棒になっていくのでしょーね^^

Re: こんにちはーkotoneさん

おっしゃられる通りですよねえ。
きれーにまとまっているので、いただいたコメントを
このままリツイートしてしまいたいくらいです!^o^
『手入れも腕の内!』『道具が良い相棒!』

また明日からもがんばります!
コメント、ありがとうございます!!

こんばんわ

先日四国で和ろうそくの職人さんに会いました
職人さんを思い出しましたよ~
私に全くないものを持っていらっしゃる方達、もう尊敬です!
なんだか凛とした感じ、いいですね~
鉋ってこんな字でしたか~そこから残念な私です
鉋を直す台直し鉋ですか?知らない世界って凄いな~
もっと教えてくださいませ~

Re: こんにちわー、Coucouのいくこさん

「和ろうそく」の記事もありましたね^o^

残念なんてー、どんでもないでーす。
「鉋」なんて字は知らないひとのほうが多いですよねえ、きっと。
金属である「刃」を台である木で「包んでいる」のでこんな字なんですねー。

でも、こんな字も知ることになるなんて、ブログの出会いって面白いですね。
(と、自分で言うのもなんなんですが・・)

こんなマイナーネタにもお付き合いくださって、ありがとうございます。

はじめまして

同じ桐箪笥を仕事にしている私ですが、とても参考になり、おもしろく拝見させて頂ました。
同業者なので、コメントは避けた方がいいのかな?って思いましたが、非常に技術の高さと文章の魅力に感動したので、コメントしました。
以前に金具をつける工程で、棒通しの説明をしたことがあったのですが、こちらの方が、わかりやすく、私より箪笥の歴史や知識、説明のしかたがわかりやすく、ほぉぉって私もうなずいていました。(笑)

前置きが長くなってすみません。
長台の台直しの大変さわかります^^
台直しも大変ですが、私は修行時代、箪笥の修理のさい、外したはずの金具の釘が腐って箪笥の中にあるのに気がつかず、荒削り用の鉋に釘を引っ掛け、刃こぼれさせ、よくぶっとばされてました。
まだまだ、不甲斐ない私がこんなこと言うのもおかしいですけど、同じ職人としてこれからも、がんばっていきましょう!

こんばんは

職人さんは道具が基本ですから

お手入れも手間かかりますね、

うちも種類の違うのいろいろ見たような気もしますが、

あまり使わなくてね、木工機械加工ばかりだったので・・・、

面取りやルーター加工してから、組み立てていましたからね。

こんにちは~♪

そっかぁ・・・ お道具だって狂っちゃうんですね~
いや 言われてみれば当たり前のことなのですが(笑)

何となく 何となくね 直すため・作るためのお道具は狂いがないような気がして・・・
それは 使う職人さんが きちんとメンテナンスしてらっしゃるからなんですね。

以前 物置に放置されていたサビだらけの鉋があって
知り合いの大工さんに 「素人でも研げる?」ってきいたら
「そんな危ないことしないで ホームセンターで買い直しなさい!!」
って叱られたことを 思い出しました (^m^)

Re: 大歓迎です、小僧さん

はじめまして!
自分もこのブログは会社公認という形でもないのですが、
大阪の桐箪笥を広めるというところも狙いつつ、
木工の職人同士の交流なんかもできたらなあと思ってやっています。
なので、ちょっと大げさに言うと「この日が来るのを待ってたー!」ってな気持ちにもなりました。
コメントしてくださって、ありがとうございます!
しかも、このように誉めていただいてしまって・・

クギで鉋を刃こぼれさせるのは「定番のミス」みたいなもんですよね。
その後の研ぎの、また長っがい事(泣)、ですしねえ。

またちょこちょこと、オジャマさせていただきます。
お互いに桐箪笥を発展させて行けたらいいですね!

Re: wakasaママ さん、こんばんはー

昨日は和歌山の「青洲の里」にドライブと散歩、という具合でした。
朝は晴れていて気負いこんだんですが、その後、曇ったり、小雨だったりとへんな天気でした。

でも、手道具以外のルーターなんかにも慣れと技がありますよね。
結局、機械の扱いにもその人の仕事ぶりが表れてしまいますしね。
機械もあなどれません!

コメント、ありがとうございまーす!

Re: こんにちはー、★Kiyono★さん

そうなんですよねー。
使うための準備、直すための道具の手入れ、
その時は作業が進みませんからねえ、
「いったい自分は何をしてるんや?」と自問することも、しばしばでした。

まあ、最近は腹をくくるというか、様子が分かってきたというか、
イライラはしませんが・・

でも、知り合いの大工さん、
「わしが研いであげるよ~」って言ってくれたらいいのに!ですよねえ^。^


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Author:大阪の桐たんす職人
東京生まれ。でも関西弁が好きで、関西に来てしまいました。
桐たんす屋ばっかり3社目で、現在は岸和田の「初音の家具」にいます
伝統工芸士:岩本学です

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